novel

創作ファンタジー小説”路地裏の風使い”の関連小説はここに置いています。

路地裏の風使い

第零章:風はゆびさきに遠く吹き去る

孤立した街で孤立する少年、ヨーダ。
彼は生まれる前に父親を亡くし、母親も三年前に行方知れずとなった。
自分が孤独であることさえわからないヨーダは、ある日廃教会の中なら聞こえる歌声に導かれ、自分と同じように孤独な子どもと出会う。
二人の出会いは偶然か、必然なのか。小さな街で起こる様々な出来事を、二人はどのように見定めていくのだろうか。
そして、風は何を運び、何を芽吹かせるというのか。

第一話

番外編:カルミナの繭

戦争を境に世界から孤立した小さな街、ベーグルノーズ。
お腹を空かせた妖精たちのために、深夜喫茶店を開く十四歳の少女マーリンは、お掃除好きのパック、妖精王オーベロン、ピクシーのミン、いじめられっ子のホブゴブリンなど、様々な妖精たちに料理をふるまっていた。
ある日の夜、首に鈴をつけた黒うさぎを店の前で保護したマーリン。
穏やかに暮らしていたいと願うマーリンの生活が、その日を境に一変するのだった。

序章

第一話

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